すり傷

皮膚の表面がこすれることで、表皮がむけてしまう浅い傷です。

すり傷について

すりむいてできた傷で、子供から大人まで日常生活でよく経験する傷のひとつです。転んだり足を滑らせたりした時に、道路や壁、人工芝生などに手足や顔などをこすってできてしまいます。衣服で覆われていない部分が特にこすれやすく、膝、肘、手、頬、あごなどにできやすいです。傷の深さは比較的浅いものが多いですが、神経が皮膚の表面に多いためにヒリヒリと痛みます。
傷口に砂や泥、アスファルトなどが入ると、うみやすかったり、傷あとが残りやすかったりします。

処置・ケア

すり傷ができたら、まず傷口の砂や泥などの汚れを水道水で洗い流してきれいにします。消毒薬で消毒をする場合にも、まずは汚れを落としてからにしましょう。傷口が赤く腫れていない、うみがついていなくてきれいな場合には消毒薬を使う必要はなく、シャワーや水道水で洗った後に傷を保護します。
絆創膏を貼った後は、使用開始して初めの時期は1~2日を目安に早めに交換して、傷を観察しましょう。

最近では、傷は乾かさずに治した方が傷の治る過程が順調に進むといわれています。高機能な絆創膏や湿潤療法(モイストウンドヒーリング)のできる絆創膏など、様々な素材・種類の絆創膏があります。
※傷の治り方については 👉 こちら に詳しく記載しています!
傷の周りの皮膚が赤くなっていたり、うみがついている場合には、絆創膏を貼って密封すると感染が悪化する恐れがありますので、「形成外科」や「皮膚科」を受診しましょう。
浅かったり軽いすり傷の場合でも心配な時、傷口が大きかったり深い場合には「形成外科」を受診することをお勧めします。

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免責事項

このウェブサイトの情報は医師のアドバイスに代わるものではありません。必ず製品に付属の説明書をお読みください。
傷の処置に不安がある場合、または健康上の問題が疑われる場合は、医療専門家にご相談ください。
傷が深い、出血している、または赤み、腫れ、熱感などの感染の徴候がある場合は、必ず医師に相談してください。
また、傷口を適切に洗浄できない場合は、医師の診察を受けてください。

 

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