靴擦れ
靴と足の間の摩擦によって表面の皮膚(表皮)が傷つくことでできます。
靴ずれについて
サイズが合っていない靴や新しい靴、裸足で靴を履いたときに傷つきやすいです。また、外反母趾など足が変形している人にも多くみられます。靴ずれは同じ部位に繰り返し起こることが多く、特にかかと(アキレス腱の下あたり)や親指や小指側に靴ずれが起こりやすいです。
処置・ケア
靴ずれが起きた場合、まず皮膚の状態を観察します。赤くなっているか、水ぶくれができているか、皮膚がむけて傷になっているかを確認します。
【赤くなっている】
繰り返し擦れてしまうことで水ぶくれや傷になってしまわないように、皮膚を保護しましょう。擦れる刺激を減らすためにすべりの良いテープや絆創膏などを貼って保護するのもひとつです。
靴のサイズが合っておらず痛みを感じる場合には、クッション性のある絆創膏を選ぶことを考慮するのも良いでしょう。
【水ぶくれができている】
水ぶくれが潰れないように絆創膏などで保護します。
靴を履いている時に擦れて水ぶくれが破れてしまう可能性もありますので、水分を吸収できる素材の絆創膏で保護するのもひとつです。
擦れなどの外からの刺激を緩衝できるようなクッション性のある絆創膏を選ぶことを考慮するのも良いでしょう。
※水ぶくれを自己判断でつぶしたり、無理にはがしたりすることはお勧めしません。表面の薄い皮膚とその中の水分で傷を保護しています。また、この水分は傷を治す働きを持った成分が含まれているので、なるべく潰れないように保護することが大切です。ただし、潰した方が良い水ぶくれもあります。その判断は、医師が行いますのでご自身で判断して潰すことは控えて、医療機関の受診をしましょう(痛みが強い場合や水ぶくれが大きくパンパンに膨らんでいて今にも潰れそうな場合など)。
【傷になっている】
傷から血液や水分が染み出ることがあるので、水分を吸収できる素材の絆創膏で保護することをお勧めします。
擦れなどの外からの刺激も緩衝できるパッド部分に厚みのあるものやクッション性のある絆創膏を選ぶことを考慮するのも良いでしょう。
傷がなかなか治らないなど心配でしたら、医療機関へ受診することもひとつです。
靴ずれは、絆創膏を使うだけで解決するものではありません。靴と足のサイズが合っていないことで起こる摩擦刺激ですので、靴そのものを調整するグッズ類を活用することも検討しましょう。
再発防止にもつながります。
絆創膏
スミス・アンド・ネフューでは、様々な創傷ニーズに合わせた絆創膏を提供しています。
高機能な絆創膏は、病院などの医療機関でも使用されており、軽度の創傷から慢性創傷まで幅広い創傷に適しています。
高い通気性と吸収力、デリケートな方の皮膚を考慮した粘着剤など、高度な技術と素材を用いることで、傷の治り(創傷治癒過程)を妨げずに治癒を促します。
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免責事項
このウェブサイトの情報は医師のアドバイスに代わるものではありません。必ず製品に付属の説明書をお読みください。傷の処置に不安がある場合、または健康上の問題が疑われる場合は、医療専門家にご相談ください。
傷が深い、出血している、または赤み、腫れ、熱感などの感染の徴候がある場合は、必ず医師に相談してください。
また、傷口を適切に洗浄できない場合は、医師の診察を受けてください。