産科領域のエビデンス
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産科①
妊娠前のBMIが30 以上で、予定または緊急帝王切開を受けた女性を対象に標準ドレッシングとPICOを比較し評価。
非盲検、実用的、ランダム化試験
PICOは約5日間、標準ドレッシングは少なくとも24時間継続貼付
- PICO n=432 vs 標準ドレッシング n=444
結果
■ PICOの使用は、標準ドレッシングと比較してSSIの発生を有意に減少させた(p = 0.007)
- NNT(Number Needed to Treat):22
■ BMI>35 を含む危険因子を揃えた後の結果は同等であった
■ B滲出液は、標準ドレッシングよりもPICOが有意に少なかった:22.4% vs 32.9%(p = 0.001)
-標準ドレッシングに対するPICOの相対リスク減少(RRR)は31.0%であった
- NNT:10
■ 深部SSI、創し開、自己評価健康状態は両群で同等であった
結論
帝王切開後のPICOの使用は、妊娠前BMI > 30 の高リスク肥満女性において、標準ドレッシングと比較して、 SSIおよび滲出液の発生率を有意に低下させるのに役立った。
産科②
予定または緊急帝王切開後の肥満女性に対するSSI予防のための標準ドレッシングとPICOを使用し、費用対効果を比較(妊娠前 BMI>30)
- PICO n=432 vs 標準ドレッシング n=444
- Hyldig, et al. 2018 のデータを分析
結果
■ 患者1人当たりの推定総医療費
- PICOと標準のドレッシングでは同程度であった:€ 5,794 vs € 5,841(p = 0.81)
- PICOは、標準ドレッシングよりもSSI低減に有効であった
■ 妊娠前の BMI > 35 の1人当たりの推定コスト
-標準ドレッシングよりもPICOの方が推定コストが低かった
結論
帝王切開後の肥満女性へのPICO使用は、標準ドレッシングと比較してSSIの発生率が減少し、推定コストも同程度であった。
妊娠前のBMIが30 以上の場合、患者1人当たりの推定コストは同程度で、妊娠前のBMIが35 以上の場合、推定コストは節約できた。
Reference
Hyldig N, et al. Cost-effectiveness of incisional negative pressure wound therapy compared with standard care after caesarean section in obese women: a trial-based economic evaluation. BJOG. 2019;126(5):619–627.
産科③
帝王切開後の高リスク患者(BMI > 35)にPICOを使用した群と、低リスク患者(BMI < 35)にオプサイト◊ POST-OP ビジブルを使用した群を比較
- PICO群:n=239 vs オプサイト POST-OP ビジブル:n=1,405
結果
■ SSI発生率
- ベースライン:12.0%(研究以前)
- PICO群 0.4% vs オプサイト POST-OP ビジブル 3.6%
■ 感染や創し開のための再入院はなかった
■ 高リスク患者におけるPICOは費用対効果が高かった
結論
帝王切開後の治療戦略にPICOを含めることはSSIの発生率を減少させ、結果コスト削減につながった。
Reference
Bullough L, et al. Reducing C-section wound complications. Clin Serv J. 2015;2–6.
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PICO 7創傷治療システム ドレッシングの貼付例
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