OR30 デュアルモビリティはすでに臨床で実証されているOXINIUM、XLPEポリエチレンインサートと新しい独自のベアリンク材料であるOXINIUM DH ライナーの組み合わせになります。 昨今、デュアルモリビティシステムの嵌合部におけるコバルトイオン流出による人体への影響について、多数の報告がなされています。1-3OR3Oは、近年問題になっているチタン合金とコバルトクロムによる腐食の問題を解決できる可能性のあるインプラントです。 OXINIUMはTHAにおけるテーパー腐食を減少させ、Trunnionosisの懸念を減らすことが示されています。4-5 HSS Journalに発表された論文によると、22年間の検索データベースにおいて、OXINIUMヘッドはコバルトクロムヘッドに比べて腐食損傷が少ないことが示されました。6 British Bone and Joint Journalに掲載された別の論文では、OXINIUMヘッドはコバルトクロムヘッドと比較してフレッティングおよびコロージョンスコアの平均値が優位に低く、OXINIUM大腿骨頭はテーパー腐食の低減に有効であると結論付けています。7